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自己愛性人格障害の末路ー父の場合

先日、母と久しぶりに紫陽花を見に行った。
その際にドライブしながらお喋りをしつつ、今の父の様子を話された。
暫く行っていなかった施設から連絡があり、様子を見に行った時の事。
2ヶ月ほど前に行った時、父は母を分からなかったそうだ。
まだ80代半ば、姉に捨てられ、金も奪われ、それをきっかけに認知症?になったかと思われたが、今回訪ねた際、母が自分がわかるか聞くと一言。
「ママ」(我が家ではそう呼んでいた。思春期呼び方を変えると、姉が家族じゃないと大騒ぎしたので。)
母が近況を聞いたそうだが、大人らしい普通の会話は一切できなかったそうだ。
痩せているのに相変わらず底なしに食べ(1日一人で5合のご飯を食べていた。)たがる。
係りの方に帰る旨伝え帰ろうとすると、3才児のようにギャン泣きし騒ぎ出したそうだ。
「Wo~ヴぉ~帰っちゃヤダ~ヴぁ~」

それを聞いて、姉を思い出した。
(大人になっても、癇癪をおこし言う事を聞かないとそれと似た反応をした。)
母は無視して帰ってきたそうだが、周囲にひな形(大人の振りをする)がいなくなったせいだろうか。
工事や手作業の細かな仕事をしていた父は、普通なら頭がしっかりしていていいはずだ。(上半身の血管と脳の血管は同じ血流からなっているので、上半身を鍛える手作業の仕事は、結果的に脳の血流を良くし、脳の活性化になる。だからボケない。)

しかも高齢とはいえ80半ばで・・・
15年前の脳梗塞が原因か?手術をして多少身体不自由ではあったが、頭はしっかりしていたはずだが。
それとも、私が10才の頃まで毎日父は、酒を飲み続けた。そのせいか?(1週間に一升瓶2本)
仮に認知症でも、急にここまでの知能低下が起きるのだろうか?
高齢の場合、ストレス耐性は成人の3分の1になるという。それが原因か?
きっかけは、姉に捨てられ金を奪われた事だろうか?(1年姉から連絡が無いか私に聞き続けた。その後に母と離婚。)
それとも、3才児なら 母は自分を捨てないと思ってか・・?(これが一番近いかもしれない。もしそうなら 父はもう駄目だ。
自分を溺愛した祖母の死に目にも、見捨てるような真似をして。
人間の「情」を学べなかったのだろうか。神様は何故、父を「人間」にしてくれなかったのだろうか。)

「脳の萎縮や軟化を防止するような仕事をしていながら、それでもその状態になるのは、しかも認知症ではなく幼児に戻るのは、余程若い頃から  自分で思考する力  を使っていなかったんだろう。つまり、幼児の本能で生きてきたんだろう。」
と夫に言われた。
あの書記官から司法書士になった祖父の息子とは、とても思えない。
母は、離婚もしているので、施設側に  何故こんな風になったかまで聞かなかったそうだが、反社会性や境界性と違って、自己愛の場合は元々の情緒年齢が幼児で固着していると思われるから、こうなっても仕方ないのかもしれない。
唯一1人しかいない友人は、一度も訪ねてこない。
姉夫婦も、父の絶縁した妹夫婦や義兄や父側の親戚も。(今まで付き合いも無く、連絡先を知らないので連絡できないため施設にいるのを知らないからだろうけど、知ってもこないだろう。)

それでも父は運は良かった。母に会わなければ間違いなくもっと早い時期(30代前半、母と結婚した頃)野垂れ死んでいただろう。

しかし、何のために父は生まれて、生きてきたのだろう。

憎しみや憐れ かつては「父」と読んだ人間に対する表現できない思い。 という感情よりも、せめて人間らしく死なせてあげるのが人情かと思っていたが・・

「天網恢恢疎にして漏らさず」ー天か何か大きな力の容赦のない「残酷さ」を感じた。

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自己愛性人格障害」カテゴリの記事

コメント

初めまして。
>神様は何故、父を「人間」にしてくれなかったのだろうか。)

後述の参照HPによると、自己愛に限らず、良心を持たない人が存在するのは、寧ろ持たない方がそうでない人より成功しやすく、子孫繁栄にも有利かもしれないという説があるからだそうです。私が大学の授業で、善人は自制心からどうしても損をしやすい。という話をしていた記憶があります。
尚、米国では25人に1人の割合で良心を持たない人が存在していますが、寧ろそれくらいの割合で混じっていた方が、コミュニティも均衡状態を保っているのかもしれないという説もあります。
具体的な原因は分かってはいませんが、良心を持たないのは、バグではなく寧ろ仕様だと考えた方が良いかもしれませんね。
但し、彼らの餌食にされたくないなら、直ちに離れるべきですが。

参照
第22回 木嶋佳苗容疑者から考える、良心がない方が人は得する?-ぐっどうぃる博士の芸能ニュース解説+
http://donicchi.jp.msn.com/opinion/goodwill3/article.aspx?cp-documentid=5994136&page=0

投稿: 遠藤綾/エア | 2014年3月16日 (日) 13時01分

遠藤綾/エア 様

こんにちは。aiです。
コメント有難うございます。
「彼ら」の存在は「必要悪」か、または種として生存していくための「生態系」のひとつという説ですね?
それは、考えた事はあります。
遺伝的に脳の一部に異常のある「反社会性人格障害」の場合に。
米国では連続殺人犯の多くが「反社会性人格障害」だそうです。但し、遺伝してもその質が発現するのは50%だそうです。
「環境」というもう一つの因子があっても、本人がその質に流されなければ、残りの半数は普通人として一生を終えるそうです。

父は、「反社会性」ほどの度胸はなく(というより「反社会性」は何も感じないのだと思いますが)小心でした。
寧ろ、姉のほうがそれに近いかもしれません。

「彼ら」は近視眼的なので、確かに直近では得をするかもしれません。
ですが、ある程度の期間をもつと、生き物は最良の種を本能的に残そうとするので、「彼ら」を淘汰していくと思います。
無くなりはしませんが。
子孫繁栄に有利であっても、異常に増加するということがないようにも思えるからです。

もっとも、その割には最近「彼ら」のような人間が増えているのは確かですが。

また、遊びに来てください。
ai

投稿: ai | 2014年3月19日 (水) 18時50分

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